『手(て)』
俺達の手を見てくれ給え ごつごつで無細工で荒れて頽れて生活の如に殺風景だが 矍鑠とした姿を見てくれ給え 頑健なシャベルだ 伝統と因習の殻を踏み摧き 時代の扉を打ち開く巨大な手だ りゅうりゅうと筋骨はもくれ上り 俺達の如く底力を秘めている ど …
題名が同じ作品
手 (新字旧仮名)/ 富永太郎 (著)