一のぼりといふもの 中頃文事にふつゝかであつた武家は、黙つて色々な為事をして置いた。為に、多くの田舎侍の間に、自然に進化して来た事柄は、其固定した時や語原さへ、定かならぬが多い。然るに、軍学者一流の事始めを説きたがるてあひに、其がある時、あ …
著者 | 折口信夫 |
ジャンル | 社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 社会・家庭生活の習俗 |
初出 | 「土俗と伝説 第一巻第三号」1918(大正7)年10月 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約9分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約14分(300文字/分) |