告・原民喜こく・はらたみき
詩人と小説家の混血児原民喜。君はとうとう自殺した。自分のための“鎮魂歌”を書き続けて来たから生きてくれるだろうと思ったのに、君の死を聞いて驚けなかったぼくは悲しい。自分の生存意識が生々しい。 三十年の交友は今にして長い。詩誌“春鶯囀”特殊誌 …