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『根岸庵訪問の記』
ふりがな文庫
『
根岸庵訪問の記
(
ねぎしあんほうもんのき
)
』
近来不良勝なる先生の病情片時も心にかからぬ事はない。日本新聞に墨汁一滴が出る様になってから猶一層である。或は喜び或は悲み日毎に心を労しているいくらか文章に勢が見えて元気なことなどの出た日には。これ位ならばなどと心細い中にも少しく胸が休まるよ …
著者
伊藤左千夫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「俳星 第二卷第一號」俳星発行所、1901(明治34)年3月12日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)