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『二百二十日』
ふりがな文庫
『
二百二十日
(
にひゃくはつか
)
』
きのふは二百二十日であつて、おとゝひから蒸し暑く豪雨を降らしたり嵐がおとづれたりして、たゞならん景色であつた。それがきのふ午後になつて颱風が過ぎ去つて了つたのであらう、空を見ると雲は未だ空を覆うてはをるが併しその雲の色も險惡な色は無くなつて …
著者
高浜虚子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「玉藻」1934(昭和9)年10月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)