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『横光さんと梶井君』
ふりがな文庫
『
横光さんと梶井君
(
よこみつさんとかじいくん
)
』
かれこれ二十年前のことである。私たち「青空」の仲間——梶井基次郎や中谷孝雄、三好達治や外村繁等の間で、横光さんに傾倒してゐたのは、北川冬彦ただ一人であつて、彼は横光さんのものを私たちに勧める役を引き受けてゐた。かなり頑固な文学青年であつた私 …
著者
淀野隆三
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「横光利一全集 第二十三巻月報」改造社、1950(昭和25)年9月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)