『骨董品化した古珍書（こっとうひんかしたこちんしょ）』
大阪の書肆中に於ける第一の人格者と認められて居た故荒木伊兵衛氏、其性格の温厚、篤実は実に算盤玉をはじく人に不似合と思はれるほどであつた、それで予は在阪十余年間、絶えず伊兵衛氏の厄介になつて居たので、東京に帰つて後も其ナツカシ味が失せず、時々 …
著者宮武外骨
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初出「古本屋　創刊號」荒木伊兵衞書店、1927（昭和2）年4月15日
文字種別新字旧仮名
読書目安時間約4分（500文字/分）
朗読目安時間約7分（300文字/分）