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『独愁』
ふりがな文庫
『
独愁
(
どくしゅう
)
』
今年は雪の降り方が非常に少く、春の來方のあまりに早かつたのにひきかへ、高い山々の雪の消え方は何だかあまりぐづ/\し過ぎてゐるやうである。今私が二階の南向の書齋の窓から眺めてゐる山々もまだ麓まで眞白である。白馬や蓮華などの今頃なほ眞白なのは例 …
著者
相馬御風
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)