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『三十六年前』
ふりがな文庫
『
三十六年前
(
さんじゅうろくねんまえ
)
』
「二銭銅貨」が世に出たのが大正十二年、ついこの間のような気がするが、正しく三十六年の昔である。いま、「宝石」を中心に活躍している作家諸君の大半が、おそらく産声をあげたか、まだやっと這い這いをしていたころであろう。それから今日まで、戦争騒ぎで …
著者
森下雨村
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「別冊宝石 四十二号」岩谷書店、1954(昭和29)年11月10日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)