御承知のやうに能樂には觀世、寶生、金春、金剛、喜多の五流があつて、それ/″\獨特の流風を具へて、互に其の妍を競うて居る。そして謠の曲節も舞の型も流儀に依つて、各々ことなつて居る。よく謠は何流が一番よいとか、型は何流に限るとかいふやうなことを …
| 著者 | 観世左近 二十四世 |
| ジャンル | 芸術・美術 > 演劇 > 能楽 狂言 |
| 初出 | 「文藝春秋 第十三年第一號(新年特別號)」文藝春秋社、1935(昭和10)年1月1日 |
| 文字種別 | 旧字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約5分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約9分(300文字/分) |