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『秋場所から』
ふりがな文庫
『
秋場所から
(
あきばしょから
)
』
仕事に忙しい尾崎士郎君だが、東京場所で、蔵前国技館に、ヤグラ太鼓が鳴り響いている間の、十五日間は、完全に書斎を離れて土俵の脇で過ごさないではいられない人物である。 彼が初めて相撲を見たのは、大正九年で、たまたま相撲史上の名勝負の一つに数えら …
著者
平野零児
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)