「ザイルの三人」訳者あとがき「ザイルのさんにん」やくしゃあとがき
十三篇の短かい山岳小説を訳して、「青春の氷河」と題して、朋文堂からだしたのは、昭和十七年三月のことだったが、こんどその十三篇のうちから五篇を除外し、あらたに五篇をくわえて、「ザイルの三人」としてだすことにした。 巻頭の「ザイルの三人」は、E …