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『黒石の人たち』
ふりがな文庫
『
黒石の人たち
(
くろいしのひとたち
)
』
津輕に疎開中、黒石町にいちど遊びに行つた事があります。黒石民報の中村さんのところへ遊びに行つたのです。中村さんは、縞ズボンをはいてゐました。いつも、はにかんで、赤面し、微笑してゐました。頭のいいひとは、たいてい、こんな表情をしてゐるものです …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「月刊讀物 第一巻第五号」1948(昭和23)年7月1日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)