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『雪の線路を歩いて』
ふりがな文庫
『
雪の線路を歩いて
(
ゆきのせんろをあるいて
)
』
貧しさの為に俺は歩けり ひとすじの道雪の線路を俺は歩けり 貧しさの為に歩ける俺には 火を吐きて煙を挙げて 罵る如く汽笛を鳴らして 走りゆくあの汽車が憎し 文明の利器なれども俺には憎し ひもじさの為に疲れて歩ける俺には それ食えがしに汽車の窓 …
著者
後藤謙太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)