雪の線路を歩いてゆきのせんろをあるいて
貧しさの為に俺は歩けり ひとすじの道雪の線路を俺は歩けり 貧しさの為に歩ける俺には 火を吐きて煙を挙げて 罵る如く汽笛を鳴らして 走りゆくあの汽車が憎し 文明の利器なれども俺には憎し ひもじさの為に疲れて歩ける俺には それ食えがしに汽車の窓 …