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『隻脚』
ふりがな文庫
『
隻脚
(
せっきゃく
)
』
松葉杖の長さも歳と共に長くなつていつた。 新らしい儘溜まる片方の靴の数で悲しく歩いた距離が測られた。 何時も自分は地上の樹木の次のものであると思つた。 …
著者
李箱
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)