トップ
>
『祭舌文』
ふりがな文庫
『
祭舌文
(
したをまつるのぶん
)
』
明治十年二月十三日、濹上子斎戒沐浴シ、恭シク一壜ノ葡萄酒ト一臠ノ牛肉トヲ具ヘテ自ラ其ノ舌ヲ祭ル。其文ニ曰ク、嗚呼吾ガ心ハ謹慎ニシテ吾ガ胆ハ縮小ナリ。生来未ダ嘗テ狂暴悖戻ノ事ヲ為サズ。然ルニ汝三寸ノ贅物妄リニ喋々トシテ遂ニ意外ノ禍害ヲ招キ、吾 …
著者
成島柳北
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「朝野新聞」朝野新聞社、1877(明治10)年2月13日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)