『八幡の森』
市川の宿も通り越し、これから八幡といふ所、天竺木綿の大きな國旗二つを往來の上に交扠して、其中央に祝凱旋と大書した更紗の額が掛つてゐる、それをくゞると右側の屑屋の家では、最早あかりがついて障子がぼんやり赤い、其隣りでは表の障子一枚あけてあるの …
著者 | 伊藤左千夫 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「馬醉木 第三卷第一號」根岸短歌会、1906(明治39)年1月1日 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約5分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約8分(300文字/分) |
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