花屋の窓はなやのまど
暮れかかる山手の坂にあかり射して花屋の窓の黄菊しらぎく この歌は、昭和十一年ごろ横浜の山手の坂で詠んだのであるが、そのときの花屋の花の色や路にさした電気の白い光も、すこしも顕れてゐない。何度か詠みなほしてみても駄目なので、そのまま投げてしま …
作品に特徴的な語句
聘珍へいちん