地図ちず
琉球、首里の城の大広間は朱の唐様の燭台にとりつけてある無数の五十匁掛の蝋燭がまばゆい程明るく燃えて昼の様にあかるかつた。 まだ敷いてから間もないと思はれる銀べりの青畳がその光に反射して、しき通るやうな、スガ/\しい色合を見せて居た。慶長十九 …