トップ
>
『金華山』
ふりがな文庫
『
金華山
(
きんかざん
)
』
上野公園の新緑に送られて、來て鹽釜神社に詣づれば、祠側の鹽釜櫻、笑つて我を迎ふ。一株の老櫻、倒れむとして、また起つ。八重の瓣内に葉を出すこと、他に比類なし。海内たゞ一本の珍木と、もてはやさるゝもの也。祠は鹽釜町外れの丘上にあり。古檜老杉欝と …
著者
大町桂月
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約14分(500文字/分)
朗読目安時間
約23分(300文字/分)