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『北穂天狗の思い出』
ふりがな文庫
『
北穂天狗の思い出
(
きたほてんぐのおもいで
)
』
懐しまれるのは去年の六月信州北穂の天狗の湯へ旅をしたときの思い出である。 立夏過ぎ一日二日、一行は松篁はじめ数人、私は足が弱いので山腹から馬の背をかりることにした。馬の背の片側にお炬燵のやぐらを結えつけ座蒲団を敷いて私がはいり、一方には重さ …
著者
上村松園
ジャンル
芸術・美術 > 絵画 > 日本画
初出
「京都日出新聞」1935(昭和10)年7月30日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
荻邨
(
てきそん
)