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『三味線の胴』
ふりがな文庫
『
三味線の胴
(
しゃみせんのどう
)
』
うちの松篁は、私の顔を三味線だと言う。 これは私の額口が、さよう独立的と言いますか後家星と言いますか、生え際が角ばっている。普通の女の人は生え際がせまくて山形になっている。ところが私はその反対に角がたっている。これは私ばかりではなく、うちの …
著者
上村松園
ジャンル
芸術・美術 > 絵画 > 日本画
初出
「都市と芸術」1930(昭和5)年3月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)