養生の心得ようじょうのこころえ
一、人間生涯の内、體ほど大切なるものはなし。諺に云ふ通り命の物だねなれば、何職何商買に限らず、先第一己の體を養生し、病氣に懸らぬよう注意て、其上病む時は早く醫治を受けて、天壽を終るの道を知る事、人間要用の心得なるべし。 一、醫は病氣を治す計 …