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『汽車』
ふりがな文庫
『
汽車
(
きしゃ
)
』
小学校を卒業した春休み、おばあ様とお母様と節ちやんと洋ちやんと、湯ヶ原の門川温泉へ行つたことがある。三、四日を面白く暮して、いよいよ帰る日だつた。 随分混んでるので、——夕方六時ごろかしら、——もう、うす暗いころ、熱海発の汽車で帰ることにし …
著者
平山千代子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)