いし
私の家に門から玄関まで、ずつと石が敷いてある。 私は、始めは土をふんで歩いた。その頃からこの石とはお馴染である。何度この石につまづいて、口惜しい思ひをしただらう。 「こんな邪魔な石!どけちやえばいゝのに……」と、けとばして見たことも何度かあ …
題名が同じ作品
(新字旧仮名)尾崎放哉 (著)