夏場所が近づいた。ふだん放送をきかない人で、あれだけはスヰッチをいれるといふ人もある。ところが、その人にきいてみたら、放送はきいてゐるが、本場所は見たことがないのだと言ふ。放送自体に独特の魅力があるらしい。 相撲放送の独特な魅力は、立会に十 …
著者 | 坂口安吾 |
ジャンル | 芸術・美術 > スポーツ・体育 > 相撲 拳闘 競馬 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「都新聞 第一九二二九号」1941(昭和16)年4月28日 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約2分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約4分(300文字/分) |