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『親が捨てられる世相』
ふりがな文庫
『
親が捨てられる世相
(
おやがすてられるせそう
)
』
戦争中はほかに楽しみもなかったので、私はよく碁会所のお世話になった。 若い人は戦争に行ってるから、常連の多くは年配の人であったが、後日に至って「すてられる親たち」の様相はそのころから私の目につくようになった。彼らの多くは、かなり教養の高い人 …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「週刊朝日 春季増刊号」1952(昭和27)年3月24日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約15分(500文字/分)
朗読目安時間
約25分(300文字/分)