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『矢田津世子宛書簡』
ふりがな文庫
『
矢田津世子宛書簡
(
やだつせこあてしょかん
)
』
御手紙ありがたく存じました。御身体御大切に。身体が弱ると、思想が弱くなるのでいけません。 小生、今月始めから漸く仕事にかかりました。この仕事を書きあげるために命をちぢめてもいいと思っています。今の仕事は、存在そのものの虚無性(存在そのものの …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)