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『虚妄と真実』
ふりがな文庫
『
虚妄と真実
(
きょもうとしんじつ
)
』
「食後」の作者に ——君。僕は僕の近來の生活と思想の斷片を君に書いておくらうと思ふ。然し實を云へば何も書く材料はないのである。默してゐて濟むことである。君と僕との交誼が深ければ深いほど、默してゐた方が順當なのであらう。舊い家を去つて新しい家 …
著者
蒲原有明
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「島崎藤村著『小説 食後』序文」博文館、1912(明治45)4月18日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)