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『よくぞ能の家に』
ふりがな文庫
『
よくぞ能の家に
(
よくぞのうのいえに
)
』
およそ千年の鶴は、万歳楽と謡うたりまた万代の池の亀は、甲に三極を備へたり。渚のいさご索々として、あしたの日の色を朗じ、滝の水冷々として、夜の月あざやかに浮かんだり。天下泰平国土安穏、今日の御祈祷なり。 「翁」の章句である。この一節を謡ふ時は …
著者
観世左近 二十四世
ジャンル
芸術・美術 > 演劇 > 能楽 狂言
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)