仙人掌と花火の鑑賞サボテンとはなびのかんしょう
わたくしはいつもの瞑想をはじめる。——否、瞑想ではない、幻像の奇怪なる饗宴だ。雜然たる印象の凝集と發散との間に感ずる夢の一類だ。さうしてゐるうちに突然とわたくしの腦裡に、仙人掌と花火といふ記號的な概念が浮んでくる。その概念が内容を摸索する。 …