編輯後記(大正十五年九月号)へんしゅうこうき(たいしょうじゅうごねんくがつごう)『青空』記事『あおぞら』きじ
同人の大部分が歸省中の編輯の任に當り、それを全うする積りであつたが、十七日に點呼があるので、殘務を中谷や外村や小林にあづけ十六日の朝東京を立つた。 全くこの夏は暑かつた。平常は無爲な私も事務に追はれて、アスフアルトが弛んでゐるやうな街を歩い …