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『浅見淵君に就いて』
ふりがな文庫
『
浅見淵君に就いて
(
あさみふかしくんについて
)
』
私は淺見君にはまだ數へる程しか會つたことのない間柄である。隨つて淺見君に就いては知ることが非常に尠い。尤も淺見君の弟である淺見篤(舊眞晝同人)とは高等學校のとき非常に親しかつた。淺見君に會つたそもそものはじめも彼を介してである。 最初にたし …
著者
梶井基次郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「文藝都市」1928(昭和3)年7月号
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)