『青空』のことなど『あおぞら』のことなど
文藝部から嶽水會雜誌の第百號記念號へ載せる原稿をと請はれたが、病中でまとまつたものへ筆を起す氣力もなく、とりとめもない「青空」のことなどで私に課せられた責を塞ぐことにする。 「青空」といふ雜誌は大正十四年の一月から昭和二年の央まで發行されて …