清朝の近代即ち道光頃からして、書に南北兩派と云ふことが唱へられて、殊に北派の書が漸々流行し掛けて來た。此の北派の書を唱へ出した人は、多く學問の方から言ふと所謂漢學派(宋學に對する)に屬する人であつて、其の學問も既に當時の流行に乘じて、全盛を …
著者 | 内藤湖南 |
ジャンル | 歴史 > アジア史・東洋史 > 中国 |
ジャンル | 芸術・美術 > 絵画 > 書 書道 |
初出 | 「大阪朝日新聞」1911(明治44)年3月26日 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約15分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約24分(300文字/分) |