感想家の生れでるためにかんそうかのうまれでるために
文芸時評はない方がよい。下品で、不潔俗悪で、百害あるのみだからである。文芸時評というものの性質が百害あるわけじゃなく、これを手がける作家の態度が卑屈俗悪だからである。 仲間の作品批評になると点が甘くなる。党派に依存するさもしさで、文学は常に …