『蔵書家の話（ぞうしょかのはなし）』
清朝はその初頃から有名な藏書家が多く、錢謙益及その族孫錢曾、又は季振宜などは、順治より康煕の初年に有名であるが、併し藏書家の最盛期は乾隆の中頃以後にあるので、乾隆の末から嘉慶を經て、道光の初頃まで居つた蘇州の黄丕烈は最も有名で、殆ど清朝を通 …
著者内藤湖南
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初出「書物の趣味　第一册」1927（昭和2）年11月
文字種別旧字旧仮名
読書目安時間約6分（500文字/分）
朗読目安時間約10分（300文字/分）