トップ
>
鯱鉾
>
しやちほこ
ふりがな文庫
“
鯱鉾
(
しやちほこ
)” の例文
「待ちなよ、そんな荒つぽいことをしちやならねえ。この平次を鬼のやうな人間と思ひ込んで
鯱鉾
(
しやちほこ
)
張つてゐるんだ、丁寧に通すが宜い」
銭形平次捕物控:165 桐の極印
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
三つの丘の真中の七重の天守閣の頂には、金の
鯱鉾
(
しやちほこ
)
が朝日夕日に輝いてゐた。屋根瓦には、漆を塗り、金粉をまき散らした。
二千六百年史抄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
金の
鯱鉾
(
しやちほこ
)
に、先祖代々うらみを持つた人でもあるまいに、まんざら捨てたものでもない名古屋の方言から、『おきやあせ、すかたらん』を選んで、その代表的のものとするなど
名古屋スケッチ
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
鯱鉾
(
しやちほこ
)
さんは
極楽とんぼ
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
“鯱鉾(
鯱
)”の解説
鯱(しゃち)は、姿は魚で頭は虎、尾ひれは常に空を向き、背中には幾重もの鋭いとげを持っているという想像上の動物。また、それを模した主に屋根に使われる装飾・役瓦の一種である。一字で鯱(しゃちほこ)・鯱鉾とも書かれる。江戸時代の百科事典『和漢三才図会』では魚虎(しゃちほこ)と表記されている。
(出典:Wikipedia)
鯱
漢検1級
部首:⿂
19画
鉾
漢検準1級
部首:⾦
14画
“鯱鉾”で始まる語句
鯱鉾立
鯱鉾張
鯱鉾町