『極楽とんぼ（ごくらくとんぼ）』

うるほひのない生活は死灰である。人生は死灰ではなかつた。 民謡は、ただちに民衆と握手し、民族生活の情緒をつたふ唯一の郷土詩であり、土の自然詩である。 民衆の握手もなく、人生にもたらすうるほひもなく、郷土的色彩もなき作品は、われらの欲する詩で …

著者	野口雨情
ジャンル	文学 > 日本文学 > 詩歌
初出	但馬山国「曠野」1924（大正13）年5月、暴風の夜「若き文化」1922（大正11）年5月、難波の鴎「婦人世界」1923（大正12）年6月、若葉の月「詩人倶楽部
文字種別	新字旧仮名
読書目安時間	約14分（500文字/分）
朗読目安時間	約23分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

末（うち） 云（ゆ） 母（つか） 父母（ととかか） 簇（まぶし） 変（かは） 草（さう） 酌（しやく） 生粋（きつすゐ） 今日（けふ） 梭（をさ） 来（こ） 一夜（いちや） 硝子（がらす） 昨日（きのふ） 昨夜（ゆふべ） 茶店（ちやみせ） 明日（あした） 故郷（くに） 燗酒（かんさけ） 衿（ほこり） 少女（をとめ） 天王（てんわう） 堰（せ） 雉子（きぎす） 難波（なんば） 口笛（ふえ） 口惜（くやし） 鯱鉾（しやちほこ） 乙鳥（つばめ） 竪坑（たてこう） 砧（きぬた） 竪絽（たてろ） 米山（よねやま） 櫓（やぐら） 紅（あか） 繋（つな） 芒（すすき） 荒野（あれの） 行（ゆ） 誰（たれ） 鴎鳥（かもめどり） 鵯（ひよどり） 龍丘（たつをか） 扱帯（しごき） 一言（ひとこと） 二十（はたち） 交（まじ） 伊那（いな） 唄人（うたうど） 土産（みやげ） 山颪（やまおろし） 布野（ふの） 弾（ひ） 恋風（こひかぜ） 真菰（まこも） 明日（あす） 春蠶（はるこ） 暇（いとま） 暴風（あらし） 最早（もはや） 毛子（けご） 浪枕（なみまくら） 海燕（うみつばくら） 海鵯（うみひよどり） 父母（ちちはは）