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靫
ふりがな文庫
“靫”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ゆき
57.1%
ゆぎ
28.6%
うつぼ
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆき
(逆引き)
武士たちは、こわごわちかづいて見ると、
高麗錦
(
こまにしき
)
、
呉
(
くれ
)
の
綾
(
あや
)
、
倭文織
(
しずおり
)
、
縑
(
かとり
)
、
楯
(
たて
)
、
矛
(
ほこ
)
、
靫
(
ゆき
)
、
鍬
(
くわ
)
などのたぐいで、いずれも権現から紛失した宝物であった。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
靫(ゆき)の例文をもっと
(4作品)
見る
ゆぎ
(逆引き)
それから左手をさし伸べて、
天
(
あめ
)
の
羽羽矢
(
はばや
)
の
靫
(
ゆぎ
)
を取つた。最後に両足へ力を入れて、うんと一息に立ち上ると、三本の桷を引きずりながら、雲の峰の崩れるやうに、傲然と宮の外へ揺るぎ出した。
老いたる素戔嗚尊
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
靫(ゆぎ)の例文をもっと
(2作品)
見る
うつぼ
(逆引き)
いよいよ道誉が
配流
(
はいる
)
されて行く日を見れば、その行装など、日ごろの物見遊山とも変るところはなく、従者三百騎は、例の
伊達
(
だて
)
すがたに猿皮の
靫
(
うつぼ
)
をかけたり、
鶯籠
(
うぐいすかご
)
やら
酒肴
(
しゅこう
)
の
重箱
(
じゅうばこ
)
をたずさえたりして
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
靫(うつぼ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“靫(
箙
)”の解説
箙(えびら、英: quiver)とは、矢を入れて肩や腰に掛け、携帯する容器のこと。「やなぐい」とも読む。矢筒(やづつ)、靫(ゆぎ/うつぼ)とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
靫
漢検1級
部首:⾰
12画
“靫”の関連語
矢筒
“靫”を含む語句
靫猿
靫負
靫彦
石靫
靫負佐
靫負尉
靫負庁
“靫”のふりがなが多い著者
太安万侶
稗田阿礼
上田秋成
浜田青陵
久生十蘭
吉川英治
芥川竜之介