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雲隠
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くもがく
ふりがな文庫
“
雲隠
(
くもがく
)” の例文
母の方は、あまり身を入れずに聞いていて、わたしの姿を見ると、
一日
(
いちんち
)
どこへ
雲隠
(
くもがく
)
れしていたのかと
尋
(
たず
)
ねた。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
「
大和道
(
やまとぢ
)
は
雲隠
(
くもがく
)
りたり然れども我が振る袖を
無礼
(
なめし
)
と思ふな」(同・九六六)という歌を贈った。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
百
(
もも
)
伝
(
つた
)
ふ
磐余
(
いはれ
)
の
池
(
いけ
)
に
鳴
(
な
)
く
鴨
(
かも
)
を
今日
(
けふ
)
のみ
見
(
み
)
てや
雲隠
(
くもがく
)
りなむ 〔巻三・四一六〕 大津皇子
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
慰
(
なぐさ
)
むる
心
(
こころ
)
はなしに
雲隠
(
くもがく
)
り
鳴
(
な
)
き
往
(
ゆ
)
く
鳥
(
とり
)
の
哭
(
ね
)
のみし
泣
(
な
)
かゆ 〔巻五・八九八〕 山上憶良
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
“雲隠”の解説
「雲隠」(くもがくれ)は、
『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつであり、幻と匂宮の間にあるとされるが巻名だけが伝えられ、本文は伝存しない。以下で詳述。
『源氏物語』の補作である雲隠六帖の第一帖の巻の名前。なお、雲隠六帖の中の「雲隠」を上記の「雲隠」と明確に区別するときには「六帖系雲隠」と呼ばれることがある。
(出典:Wikipedia)
雲
常用漢字
小2
部首:⾬
12画
隠
常用漢字
中学
部首:⾩
14画
“雲隠”で始まる語句
雲隠大人
雲隠山
雲隠才蔵