角田つのだ)” の例文
小間使こまづかいとは枕頭につき切りですし、角田つのだという総支配人の老人や、親族達はひっ切りなしに様子を見にやって来ます。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
朝、珍らしく角田つのだの新五郎さんが来た。何事か知らぬが、もうこゝでと云うのを無理やりに座敷ざしきしょうじた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
角田つのださんは此処の人だったか知ら?」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
I君は「次郎桜」の兄者あにじゃで、十七年前私共が千歳村へ引越す時、荷車引いて東京まで加勢に来てくれた村の耶蘇信者四人の其一人、本文に「角田つのだ勘五郎かんごろう息子むすこ
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)