トップ
>
葛根湯
>
かつこんたう
ふりがな文庫
“
葛根湯
(
かつこんたう
)” の例文
お秀は客の歸る一寸前、少しばかりの隙を見付けて、お萬に
葛根湯
(
かつこんたう
)
を
煎
(
せん
)
じさせて、四疊半へ持つて來させて飮ませたさうです。
銭形平次捕物控:125 青い帯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「安請合ひはできないよ。恐しくこんがらかつてゐるから——ところで、昨夜お勢が
葛根湯
(
かつこんたう
)
を飮むところを見なかつたのかい」
銭形平次捕物控:125 青い帯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
疲れ? へツ、そんな氣取つた
臺詞
(
せりふ
)
は、あつしの書き拔きにはありませんよ、去年の
流行感冒
(
はやりかぜ
)
にやられた時、
葛根湯
(
かつこんたう
)
を一升五合ばかり飮んで、布團を
銭形平次捕物控:278 苫三七の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
晩飯も拔きまして、
葛根湯
(
かつこんたう
)
を二杯も呑んで、一寢入りとすると、
曉方
(
あけがた
)
御店から小僧が飛んで來ました。旦那樣が——
銭形平次捕物控:154 凧の詭計
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
葛根湯
(
かつこんたう
)
を飮ませると言つて、藥を
吐月峰
(
はいふき
)
に捨て、その後で殺されたやうに見せるために、いろ/\の細工をした。
銭形平次捕物控:125 青い帯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“葛根湯”の解説
葛根湯(かっこんとう)は、葛根や麻黄などを原料とする漢方方剤の一種。出典は中国の古典医学書籍である『傷寒論』・『金匱要略』。
「葛」の文字を用い「葛根湯」と表記する場合もある。
葛根湯には、プエラリン、ダイゼイン、パエノフロリン、桂皮酸、グリチルリチン、エフェドリン、ギンゲロールが含まれている。主要な活性成分は、エフェドリンおよびプソイドエフェドリンとされている。
(出典:Wikipedia)
葛
常用漢字
中学
部首:⾋
12画
根
常用漢字
小3
部首:⽊
10画
湯
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
“葛根”で始まる語句
葛根
葛根田