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監察御史
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かんさつぎょし
ふりがな文庫
“
監察御史
(
かんさつぎょし
)” の例文
二月に至り、燕王
入覲
(
にゅうきん
)
す。
皇道
(
こうどう
)
を行きて入り、陛に登りて拝せざる等、不敬の事ありしかば、
監察御史
(
かんさつぎょし
)
曾鳳韶
(
そうほうしょう
)
これを
劾
(
がい
)
せしが、帝曰く、
至親
(
ししん
)
問う
勿
(
なか
)
れと。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
翌年、
監察御史
(
かんさつぎょし
)
、
陳郡
(
ちんぐん
)
の
袁傪
(
えんさん
)
という者、勅命を奉じて
嶺南
(
れいなん
)
に
使
(
つかい
)
し、
途
(
みち
)
に
商於
(
しょうお
)
の地に宿った。
山月記
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
それから、
監察御史
(
かんさつぎょし
)
や
起居舎人
(
ききょしゃじん
)
知制誥
(
ちせいこう
)
を経て、とんとん拍子に
中書門下
(
ちゅうしょもんか
)
平章事
(
へいしょうじ
)
になりましたが、
讒
(
ざん
)
を受けてあぶなく殺される所をやっと助かって、
驩州
(
かんしゅう
)
へ流される事になりました。
黄粱夢
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
揚州の守将
王礼
(
おうれい
)
と弟
宗
(
そう
)
と、
監察御史
(
かんさつぎょし
)
王彬
(
おうひん
)
を縛して門を開いて
降
(
くだ
)
る。
高郵
(
こうゆう
)
、
通泰
(
つうたい
)
、
儀真
(
ぎしん
)
の諸城、
亦
(
また
)
皆降り、北軍の艦船江上に往来し、
旗鼓
(
きこ
)
天を
蔽
(
おお
)
うに至る。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
監察御史
(
かんさつぎょし
)
葉希賢
(
しょうきけん
)
、臣が名は
賢
(
けん
)
、
応賢
(
おうけん
)
たるべきこと
疑
(
うたがい
)
無しと
白
(
もう
)
す。
各
(
おのおの
)
髪を
剃
(
そ
)
り
衣
(
い
)
を
易
(
か
)
えて
牒
(
ちょう
)
を
披
(
ひら
)
く。
殿
(
でん
)
に在りしもの
凡
(
およ
)
そ五六十人、
痛哭
(
つうこく
)
して地に倒れ、
倶
(
とも
)
に
矢
(
ちか
)
って
随
(
したが
)
いまつらんともうす。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
監
常用漢字
中学
部首:⽫
15画
察
常用漢字
小4
部首:⼧
14画
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
史
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
“監察”で始まる語句
監察
監察官
監察方