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獻
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さ
ふりがな文庫
“
獻
(
さ
)” の例文
新字:
献
志田君は、盃を下にも置かず、
相不變
(
あひかはらず
)
愛嬌を振舞いて居たが、お酌に𢌞つて來た市子を捉へて私の前に坐らせ、兩手の盃を一つ私に
獻
(
さ
)
して
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「まア一つおあがりやへえな。」と、女中は盃洗の底に沈んでゐた杯を取り上げ、水を切つて、先づ源太郎に
獻
(
さ
)
した。
鱧の皮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
「お時さんは
飮
(
い
)
けるんやよつて。」と、お駒は道臣が自分に
獻
(
さ
)
した盃をお時の前へ置いて、波々と注いだ。
天満宮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
と市子は怖い目をして見せたが、それでも志田君の貸した盃を受取つて、盃洗に淨めて私に
獻
(
さ
)
した。
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「一つ何うや。」と、道臣はお安に盃を
獻
(
さ
)
したけれど、お安は相變らず笑つて受けなかつた。
天満宮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
▼ もっと見る
「重衡は杯を千手に
獻
(
さ
)
して、えゝ聲で歌うた。……」とやりかけると、仙太郎がまた
太政官
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
微醉
(
ほろゑひ
)
の父は、かう叫んで、持ち合はした杯を
獻
(
さ
)
した。
父の婚礼
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
獻
部首:⽝
20画
“獻”を含む語句
獻立
獻上
獻酬
獻物
九獻
御獻立
獻公
獻祭
獻納
獻納者
獻納豚
獻言
貢獻