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準
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ととの
ふりがな文庫
“
準
(
ととの
)” の例文
臥床
(
ふしど
)
を出るや否やいそいで
朝飯
(
あさはん
)
を
準
(
ととの
)
えようと
下座敷
(
したざしき
)
へ降りかけた時
出合頭
(
であいがしら
)
にあわただしく
梯子段
(
はしごだん
)
を上って来たのは年寄った宿の妻であった。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
用意洩れなく
準
(
ととの
)
えて待ち受けていべきはずの与惣次が——? 小太郎は首を捻って、勘次ともどもまた激しく戸を打ったが、何の
応
(
いら
)
えもない。
釘抜藤吉捕物覚書:04 槍祭夏の夜話
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
と内藤夫人は陣容を
準
(
ととの
)
える為めに去年下半期の手当まで確かめたがった。
好人物
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
種彦はどこかこの近辺に閑静で手軽な料理茶屋でもあらば久ぶり門人らと共に
中食
(
ちゅうじき
)
を
準
(
ととの
)
えたいと言出すと、毎日のぞめき
歩
(
あるき
)
に至極案内知ったる柳下亭
種員
(
たねかず
)
心得たりという
見得
(
みえ
)
で
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
歌ひながらに恋人は、飛ぶ蜂の
翅
(
つばさ
)
きらめく光のかげ、暮方の食事にと、庭の垣根の
果実
(
くだもの
)
と、白きパン、牛の乳とを
準
(
ととの
)
へ置きて、いざや、
寄
(
より
)
添ひて坐らんと、わが身のほとりに進み来ぬ。
珊瑚集:仏蘭西近代抒情詩選
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
Henry Bordeaux
(
アンリイ ボルドオ
)
という人の或る旅行記の序文に、手荷物を停車場に預けて置いた儘、汽車の汽笛の聞える附近の宿屋に寝泊りして、毎日の食事さえも停車場内の料理屋で
準
(
ととの
)
え
銀座界隈
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
Henri
(
アンリイ
)
Bordeaux
(
ボルドオ
)
という人の或る旅行記の序文に、手荷物を停車場に預けて置いたまま、汽車の汽笛の聞える附近の宿屋に寝泊りして、毎日の食事さえも停車場内の料理屋で
準
(
ととの
)
え
銀座
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“準”の意味
《名詞》
(みずもり)水準器の一種。細長い角材の上に溝を掘って水を入れ、傾斜の度を測る。みずばかり。水尺。また、これを用いて水平を得る作業。
(出典:Wiktionary)
準
常用漢字
小5
部首:⽔
13画
“準”を含む語句
準備
標準
水準
準備中
準縄
下準備
平準
鼻準
照準
水準線
帰準備
隆準
無準禅師
準拠
規矩準縄
歸準備
標準時
無準備
準頭声
準門葉
...