“規矩準縄”の読み方と例文
旧字:規矩準繩
読み方割合
きくじゅんじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四十にして惑わずというのは孔子さんが定めた古い規矩準縄きくじゅんじょうでない。四十男一人々々に対する註文だ。誰しも四十になると、結婚生活が十年以上続いて、倦怠期に入っている。
四十不惑 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
平明な朝の光の中に、平次の顔の穏やかさ、夜店物のケチな盆栽ぼんさいばかり集めて、その規矩準縄きくじゅんじょうにはまらぬ、勝手な発育を楽しむ平次の心境には、岡っ引らしさなどは微塵みじんもありません。