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低徊
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ていくわい
ふりがな文庫
“
低徊
(
ていくわい
)” の例文
この三通りの浅草のうち、僕のもう少し
低徊
(
ていくわい
)
したいのは、第二の浅草、——活動写真やメリイ・ゴウ・ランドの小屋の軒を並べてゐた浅草である。
野人生計事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
先に立つた見物人が足を
留
(
とゞ
)
めて
故
(
もと
)
の墓地の名や
偶
(
たま/\
)
ある墓標の
主
(
ぬし
)
の姓氏を読んだり、又英米の
旅客
(
りよかく
)
が自身の名を
石壁
(
せきへき
)
の上に
留
(
とゞ
)
めたりするので生きた
亡者
(
まうじや
)
の線は幾度か
低徊
(
ていくわい
)
する。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
※ンチ、バルトロメオ、ラフワエル、リツピ、チチアノ等の傑作の多い中に、チチアノの
花神
(
フロラ
)
、ラフワエルの自画像、ヂヨツトのマドンナの前には
暫
(
しばら
)
く
低徊
(
ていくわい
)
せざるを得なかつた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
低
常用漢字
小4
部首:⼈
7画
徊
漢検1級
部首:⼻
9画
“低徊”で始まる語句
低徊趣味
低徊踟蹰
低徊拍掌