“黄巾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうきん80.0%
きれ10.0%
くわうきん10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「広宗の方面から逃げくずれて来る官軍を、黄巾こうきん総帥そうすい張角ちょうかくの軍が、大賢良師たいけんりょうしと書いた旗を進め、勢いに乗って、追撃してくるのでござる」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なんだと思う。頭髪あたま黄巾きれを見ろ。大賢良師張角様の方将ほうしょう、馬元義というものだ。家探しして、もし食物があったら、素ッ首をはね落すがいいか
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
するとカンタイは孔子様を殺しどころか色を変へて逃げたのださうな。それからずつと後に、ワウモウといふ人があつたのだよ。或時に黄巾くわうきんの賊といふ馬賊が攻めて来た。
愚助大和尚 (新字旧仮名) / 沖野岩三郎(著)