“麥稈”のいろいろな読み方と例文
新字:麦稈
読み方割合
むぎわら66.7%
むぎから33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、たゞ、ぶらつくので。」とばかりまをはせたごとく、麥稈むぎわらをゆりなほして、そこで、ひだり佐賀町さがちやうはうはひつたのであるが。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ソーダ水に麥稈むぎわらの管をつけて吸ふこと、同じやうに西洋文明の趣味に屬する。あれは巴里の珈琲店で、若い女と氣の輕い話をしつつ、靜かに時間を樂しんで吸ふべきものだ。
ラムネ・他四編 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
鶴の巣と松の根方に敷く藁は今朝けささやさやしあら麥稈むぎから
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)